「観劇」感激の記録

演劇について気ままに語ります。

無節操なもので・・・

意中の俳優さんの舞台を見に行って、「あら〰この方も良いわ〰、あちらの方も〰」と、どんどん好みの俳優枠が広がる無制限・無節操な私。「推し」が増えてうれしい悲鳴、でもチケ代が嵩む〰。

オム・ギジュンssiに出会わせてもらった韓国ミュージカル。

2013年11月にはKAAT神奈川芸術劇場で、ジャック・ザ・リッパーの公演(日本では再演、初演は青山劇場)があり、オム様のダニエルを見に横浜へ通った、通った。

 オム様目当てで見ていたはずが、アンダーソン警部役のミン・ヨンギssiの声に心撃ち抜かれ、一気にヨンギさんのファンになり、声量豊かなパワフルボイスにすっかり魅了されてしまったのでした。


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↑このポスターは切り裂きジャック役のシン・ソンウssi 

  三銃士は2013年8月オーチャードホールでの上演後、2014年3月に東京国際フォーラムホールCで再演された。


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↑2014年三銃士(東京国際フォーラムでのキャストの皆さん)

 三銃士役に比較的年齢高めの方々がキャスティングされているところがうれしい。皆さん、表現力も歌唱力も素晴らしい方ばかり。

  韓国ミュージカル熱が更に燃え上がり始め、ソウルへ頻繁に行き始めるようになった。 

韓国ミュージカルに出会う

ぼくに炎の戦車を』(2013年ソウル公演も行った)以降は、国内では鄭義信さんの他の舞台(しゃばけ、アジア温泉など)を見たり、成河さんの出演した作品(ショーシャンクの空に・2013年、春琴・2013年)などを見ていた。ほぼストレートプレイ(セリフ劇)だった。

 韓流熱もかなり高く続いていたので、韓ドラで完徹するなんてことが、ちょくちょくあった。多くの韓流スターの中で心惹かれた俳優のひとりが、オム・ギジュンssi(以下、オム様)。

 オム様は映像だけでなく、ミュージカル俳優としても活躍されているトップスターである。
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 ↑ ドラマ「女の香り」のタンゴシーン。オム様とキム・ソナssi。

(余談だが眼鏡男子なオム様が私は好き。時期は不明だがレーシック手術をしたらしく、もうオム様の眼鏡姿が見れないんだと、少々がっかりしたことを思い出した。)

  オム様がミュージカルでもすごいんだと知った私は、ソウル旅行の折、彼が出演してい『モンテ・クリスト』でミュージカル初体験。とにかく素晴らしかった。この頃は韓国語がほとんど解らなかったけれど、ストーリーを予習しておいたおかげで、芝居も歌もすごく良くて大感激。

 最近は来日公演してくれる韓国ミュージカルの数が激減しているが、2013年頃は演目は限定されていたものの、韓国のグランドミュージカルが日本で見れた。中でも、韓国ミュージカル『三銃士』(オーチャードホール・2013年)は本当に楽しかった。

 オム様はダルタニアン役。同役は実力派アイドル達(確かダルタニアン役がクアトロキャストだった気が)のように、若者がキャスティングされているが、オム様はその中に普通に入る。不自然さなし。そして熱演。

ベテランらしくアドリブ交え、一番若々しくダルタニアンを演じ切っていたのが素晴らしかった。ダルタニアンって、こんなに生き生きしていたのか!と思った。
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↑写真左上がオム様
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↑韓国での三銃士ポスター

 

 この三銃士から、オム・ギジュンssi、そして韓国ミュージカルへのドハマりが始まったのだ。

 

演劇との出会い

 2012年11月から私の演劇沼は始まった。ずいぶんな遅咲きである。

  それ以前は韓流にドップリ、ファンミで会場に行くことはあっても、芝居を見に劇場へ足を運んだことはなかった。

 ところが、当時大ファンだったチャ・スンウォンssi が東京で舞台に出るという。草なぎ剛くんと共演した『ぼくに炎の戦車を』である。
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公演期間中何度通ったことか、赤坂ACTシアターへ。

  スンウォンssi に会えるうれしさはこの上なかったのだけれど、この芝居の魅力とスンウォンssi以外の出演者にも大きく心が揺れた。とりわけ惹かれたのは、とびきりの身体能力と劇場中に響き渡る声を持つ、成河さん。衝撃だった。そしてもう一人、この芝居を作・演出された鄭義信さんが大好きになった。

 これが私の演劇との出会い。